PROFILE
名前
並木 梨紗
生年月日
1998年2月2日
ポジション
RB
背番号
21
出身地
群馬県
身長
174cm
利き手
右
勤務地
株式会社ビーイング
経歴
富岡ラビッツ→富岡東中→富岡東高→東京女子体育大→オムロン→三重バイオレットアイリス
PLAYER'S JOURNEY
プレーヤーの歩み
幼少時代
ハンドボールを始めたのは小学校3年生の終わり頃です。それまでは小1から小3まで水泳を習っていました。ハンドボールを始めたきっかけは、水泳がつまらなくなり、辞めたいと母に相談したところ、ハンドボールとバスケットボールどっちがいい?と聞かれ、バスケットボールは姉2人がやっていて、一緒のスポーツはやりたくないって思ったのでハンドボールを選びました。当時、ハンドボールのハの字も知らなかったですが、やるだけやってみようという感じでしたね。
入ったクラブは富岡ラヴィッツです。群馬県の中でも富岡市はハンドボールが盛んで、多くの人が習っていました。4年生になった時、キーパーやりたい人と言われ、キーパーの事何もわからないのに、手を上げました(笑)そこから私は6年生までキーパーをやっていました。でも、途中でコートプレーヤーもやりたくなって、半年くらいはキーパーとプレイヤー両方やっていました!ちなみに6年生の時の身長は167センチです。
中・高・大学時代
中学では富岡東中学校に入学しました。キーパーではなく、コートプレイヤーになりました!小学生であまりやってこなかったので、色々な技術を学べて、それが楽しくて、休みの日でも公園で男子の同級生と3対3をやったり、ペナルティやったりハンドボールをずっとしてました!
実は中学3年生の時にNTSで初見と初めて会いました(笑)そして、同じグループでキャプテンもやってましたね!その時は初見は可愛くて頼もしかったですね。
高校では群馬県で一番厳しいと言われている富岡東高校に入学しました。私がここまで挫けず、腐らず、ハンドボールを続けてこれているのも高校の恩師、松井先生がいたからです。朝の6時30分からマンツーマンでの朝練が始まり、お昼休みも一緒にトレーニング、放課後練習、そして練習後は教官室でマンツーマンで今日の振り返り。ずっと一緒にいて、ハンドボールの事ばかり考えていました。たくさん鍛錬してきたからこそ、群馬県で初めて、高校2年生の時、インターハイ初勝利、そのまま準優勝まで行きました。無名だった高校が一気に世間に名前が知れ渡るまで行った年でした。
大学は東京女子体育大学に入学しました。上下関係が厳しい大学で、強豪校。最初は行きたくないと思っていましたが、やはり強くなりたい、日本一になりたいという願望が勝ち、この大学に行くことを決めました。1年生の秋リーグ、私はコート外で応援をしていました。決勝で筑波大学に勝利し優勝した時、先輩方が本当にカッコよくて、感動したのを覚えています。私がレギュラーで試合出れたのは大学2年生からで、その時のポジションは右45度でした。小中高と左45度をやってきたので、初めてのポジションというのもあり不安でいっぱいでした。しかし、大学の恩師、八尾先生がシュートの打ち方、ポジショニング、色々と細かく教えて下さったお陰で、少しずつ成長することができました!右も楽しい!と思えるようになりました!この4年間で日本一を取ることはできなかったけど、技術、戦術、メンタル、たくさんのことを学ぶことができました。そして、何よりも同期15人がとても仲が良く、みんなで助け合いながらやってきたので、頑張ることができました。
リーグ所属 以降
2020年にオムロンに入団しました。コロナが大流行していたということもあって、練習が制限され、思うように動けない時期でした。その中でもトレーニングを積み重ね、身体も大きくし、リーグ戦に向けて頑張っていました。1年目の冬に右膝の半月板を損傷し、そこから私はなかなか思うようなプレーができなくなりました。復帰しては痛めてリハビリに戻り、この繰り返しでした。4年目になって初めて1年間離脱せずプレーすることができました。とても苦しい時期が多かったのですが、その分得たものはたくさんありました。自分の身体と向き合う。今までそんなこと気にしたことがなかったのに、向き合うことで今自分に足りないものは何か、どうしたら痛みがなくプレーできるか、考えるようになりました。年齢を重ねるにつれてコンディションの維持が本当に大切になってくるので、この苦しかった経験を活かして、これからの自分を作っていきたいと思います。
5年目で三重バイオレットアイリスに移籍をしました。覚悟を決めて移籍という選択をしました。移籍を挑戦をすることができたのはこれまで支えてくださった方がいたからこそできた事です。だからこそ、日本一を取り恩返しをしたいです。バイオレットはファンの方が多く、そして本当に温かい人ばかりで感動しました。まだバイオレット1年目ですが、チームに何かを残せる選手になります。